いままでのブログにも、「可能な限り汚れを落としてからワックスはかけましょう」
ということを書いてきました。
今回紹介するのは、まさに、そのようなことに関係する内容のお問い合わせを頂いたので、
ご紹介したいと思います。
まず、お問い合わせを頂いた内容ですが、
「長年フローリングワックスを重ね塗りしてきたため 本来の色と変わってしましました。
カッターや堅い物でこするとカリカリと剥がれる状態です。
こんな頑固な汚れも取る事は可能でしょうか?」
というお問い合わせを頂いたのです。
お問い合わせで頂いた内容だけでは、はっきりとしたことが分からない為、
さらに詳しく内容をお聞きしてみたところ、薄いクリーム系のフローリング合板に、
9年間、年に一回のペースで床ワックスをかけていたそうです。
定期的に床ワックスをかけていらっしゃることは、非常に素晴らしいことなのですが、
ただ、汚れを落とさずに床ワックスをかけてしまっていたということは、非常に残念です。
汚れを落とさずに長年床ワックスをかけていると、汚れがワックス層の中に蓄積されてしまい、
フローリング本来の色が変わってしまったように見える原因になるからです。
また、カッターや堅い物でこするとカリカリと剥がれる状態で、そのような頑固な汚れも取る事は
可能でしょうか?とありますが、このような状態は、どういったことを意味していると思われますか?
そうです。
硬い物で擦るとカリカリと剥れるのはワックスで、汚れではないということが分かりますよね。
ですので、ワックス自体が汚れたように見えてしまっているため、綺麗にしようと思うなら、
ワックス自体を取り除く(剥離)方法しかないのです。
あなたも、もしもきちんと汚れを落とさずに床ワックスをかけていたりなんかすると、
数年後には、床の色が変色したような状態になってしまい、剥離を行わないと
いけなくなるかもしれません。
床ワックスを塗る前は、可能な限り汚れを落としてから、床ワックスを
塗って頂くことを切に願っています!
そうすることにより、綺麗な床を保持することができるのです。
■ご質問などがありましたら、遠慮なく聞いてください。
http://www.wax-pro.jp/